長門市議会 > 2017-12-22 >
12月22日-06号

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  1. 長門市議会 2017-12-22
    12月22日-06号


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    最終取得日: 2021-09-19
    平成 29年 12月定例会(第4回)───────────────────────────────────────────平成29年 12月(定例)長 門 市 議 会 会 議 録(第6日)                             平成29年12月22日(金曜日)───────────────────────────────────────────議事日程(第6号)                      平成29年12月22日(金) 午前9時30分開議 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 行政報告 日程第3 議案第1号 平成29年度長門市一般会計補正予算(第5号)      議案第2号 平成29年度長門市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)      議案第3号 長門市津黄龍宮の潮吹交流施設条例      議案第4号 長門市空家等対策の推進に関する条例      議案第5号 長門市部課設置条例の一部を改正する条例      議案第6号 長門市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例      議案第7号 長門市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例      議案第9号 和解及び損害賠償の額を定めることについて      議案第10号 長門市地域福祉センター指定管理者の指定について      議案第11号 長門市児童デイ・ケアセンター指定管理者の指定について      議案第12号 俵山幼児園の指定管理者の指定について      議案第13号 長門市水産多目的集会所指定管理者の指定について      議案第14号 青海島高山オートキャンプ場指定管理者の指定について      議案第15号 伊上海浜公園オートキャンプ場指定管理者の指定について      議案第16号 公設自動車置場指定管理者の指定について      議案第17号 長門市俵山公民館の指定管理者の指定について      議案第18号 長門市過疎地域自立促進計画の変更について      議案第20号 工事請負契約の締結について(長門市本庁舎建築工事)      議案第21号 工事請負契約の締結について(長門市本庁舎機械設備工事)      議案第22号 工事請負契約の締結について(長門市本庁舎電気設備工事) 追加日程第1 附帯決議案第1号 議案第20号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎建築工事)」、議案第21号「工事請負契約の締結につ                 いて(長門市本庁機械設備工事)」及び議案第22号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎電気設備工事)」に対する附帯決議 日程第4 意見書案第1号 道路整備予算の総額確保と「道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」に基づく補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 行政報告 日程第3 議案第1号 平成29年度長門市一般会計補正予算(第5号)      議案第2号 平成29年度長門市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)      議案第3号 長門市津黄龍宮の潮吹交流施設条例      議案第4号 長門市空家等対策の推進に関する条例      議案第5号 長門市部課設置条例の一部を改正する条例      議案第6号 長門市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例      議案第7号 長門市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例      議案第9号 和解及び損害賠償の額を定めることについて      議案第10号 長門市地域福祉センター指定管理者の指定について      議案第11号 長門市児童デイ・ケアセンター指定管理者の指定について      議案第12号 俵山幼児園の指定管理者の指定について      議案第13号 長門市水産多目的集会所指定管理者の指定について      議案第14号 青海島高山オートキャンプ場指定管理者の指定について      議案第15号 伊上海浜公園オートキャンプ場指定管理者の指定について      議案第16号 公設自動車置場指定管理者の指定について      議案第17号 長門市俵山公民館の指定管理者の指定について      議案第18号 長門市過疎地域自立促進計画の変更について      議案第20号 工事請負契約の締結について(長門市本庁舎建築工事)      議案第21号 工事請負契約の締結について(長門市本庁舎機械設備工事)      議案第22号 工事請負契約の締結について(長門市本庁舎電気設備工事) 追加日程第1 附帯決議案第1号 議案第20号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎建築工事)」、議案第21号「工事請負契約の締結について(長門市本庁機械設備工事)」及び議案第22号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎電気設備工事)」に対する附帯決議 日程第4 意見書案第1号 道路整備予算の総額確保と「道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」に基づく補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書──────────────────────────────出席議員(17名)1番 綾城 美佳君       2番 早川 文乃君3番 江原 達也君       4番 中平 裕二君5番 橋本 憲治君       7番 吉津 弘之君8番 岩藤 睦子君       9番 南野 信郎君10番 重村 法弘君       11番 重廣 正美君12番 長尾  実君       13番 先野 正宏君14番 三輪  徹君       15番 田村 哲郎君16番 林  哲也君       17番 大草 博輝君18番 武田 新二君                ──────────────────────────────欠席議員(1名)6番 有田  茂君                ──────────────────────────────欠  員(なし)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局  長 永田 信博君       次  長 岡田 年生君主  査 山下 賢三君       書  記 佐伯加寿馬君──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名市長 …………………… 大西 倉雄君  副市長 ………………… 磯部 則行君教育長 ………………… 松浦 正彦君  企画総務部長 ………… 藤田 一保君市民福祉部長 ………… 川野美智明君  経済観光部長 ………… 木村 隼斗君建設部長 ……………… 森野 康範君  会計管理者 …………… 橋本 成人君教育部長 ……………… 中谷 信浩君  消防本部消防長 ……… 中原 弘文君三隅支所長 …………… 河野 豊年君  日置支所長 …………… 惣代 芳治君油谷支所長 …………… 宮川 寛司君  企画政策課長 ………… 伊藤 和久君総務課長 ……………… 坂野  茂君  財政課長 ……………… 光永 忠由君──────────────────────────────午前9時30分開議 ○議長(武田新二君) おはようございます。本日の出席議員については17人であり、定足数に達しておりますのでこれより本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。────────────・────・──────────── △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(武田新二君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第83条の規定により、江原達也議員及び中平裕二議員を指名します。────────────・────・──────────── △日程第2.行政報告 ○議長(武田新二君) 日程第2、行政報告の申し出がありましたので、これを許可します。大西市長。〔市長 大西倉雄君登壇〕 ◎市長(大西倉雄君) 皆さん、おはようございます。 それでは1点の行政報告をさせて頂きます。 ロシア連邦ソチ市との協力に関する共同声明についてでございます。 先日御報告申し上げますロシア連邦クラスノダール地方ソチ市の代表団14名が、予定どおり12月17日から20日までの4日間、本市を訪問をされました。 12月18日には、アナトリー・パホモフ、ソチ市長と私とで長門市及びソチ市間の協力に関する共同声明について合意し、署名致しました。 これにより、両市の協力関係の発展のため、社会、文化、観光、スポーツ及び両市における市民生活を反映した共同イベントの開催に係る支援や、教育、観光、文化及び公共スポーツ団体に対する支援などについて協力し合うことを確認したところでございます。 代表団は、県庁にも表敬訪問され、村岡県知事に、長門市との共同声明の締結について報告をされております。 また、先方が興味を示されていた可燃ごみ焼却施設萩長門清掃工場「はなもゆ」の視察を初め、センザキッチンや通地区大越の浜に建立されている日露兵士の墓碑への訪問、更には両市の共通のコンテンツである温泉、特に今後の交流事業としても可能性を秘めた俵山温泉等を訪問され、各所で子供達を初め、地元の方々の歓迎を受けられました。 パホモフ市長からは、長門市の歴史や文化を知ることができ、温泉や観光などにおける環境がソチ市と似ていることから、是非長門市代表団のソチ市訪問を実現し、さらなるパートナーシップの構築を進めていきたいとの発言があり、引き続き協議や交流を重ね、ソチ市を訪問した際には、姉妹都市提携に関する協定書の締結ができればと考えております。 なお、パホモフ市長におかれましては、本日午後、首相官邸においてロシア連邦大使とともに、安倍内閣総理大臣を表敬訪問される予定となっており、私も同席する予定としております。以上で行政報告を終わらせて頂きます。〔市長 大西倉雄君降壇〕────────────・────・──────────── △日程第3.議案第1号~議案第7号・議案第9号~議案第18号・議案第20号~議案第22号 ○議長(武田新二君) 日程第3、これより議題第1号から議案第7号、議案第9号から議案第18号及び議案第20号から議案第22号を一括議題とします。各常任委員会における審査の経過及び結果について、各委員長の報告を求めます。 予算決算常任委員長、林哲也議員。〔予算決算常任委員長 林 哲也君登壇〕 ◎予算決算常任委員長(林哲也君) 皆さん、おはようございます。予算決算常任委員会委員長の林哲也でございます。予算決算常任委員会に付託された議案について、会議規則第37条の規定に基づき、その審査の経過と結果を予算決算常任委員会を代表して御報告申し上げます。 議案第1号「平成29年度長門市一般会計補正予算(第5号)」は、賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第1号「平成29年度長門市一般会計補正予算(第5号)」の審査の状況について主なものを御報告申し上げます。 総務管理費損害賠償請求事件に係る和解経費に関し、委員から損害賠償金260万円の内訳について質疑があり、執行部から治療費42万5,668円、薬代7,850円、入院雑費6万9,000円、通院交通費1,380円、傷害慰謝料200万円、逸失利益21万2,360円、後遺障害慰謝料160万円、合計が431万6,458円となっている。260万円の和解あっせん案は、損害合計額に対する過失相殺後の残額に諸事情を考慮し提示された額と考えているとの答弁がありました。 更に委員から控除した場合に係る経費について質疑があり、執行部から今回の和解経費に係る市費の負担額は42万8,122円となるが、高等裁判所に控訴すれば改めて着手金が発生するほか、弁護士費用の経費が追加となる。追加経費は保険適用とならないため、新たに市の負担が増加するとの答弁がありました。 更に委員から同様の事案が発生した場合の今後の対応について質疑があり、執行部から該当する瑕疵の判断や相手の主張など、市役所のみで判断が困難な場合には弁護士等とも相談して対応する。相手との話し合い次第では今回のように訴訟手続により解決を図らざるを得ない場合が生じることはあるとの答弁がありました。 更に委員から市の過失責任の判断基準について質疑があり、執行部から一律的な基準はなく、事案によってその都度判断することになるとの答弁がありました。 更に委員から和解に応じた市の姿勢について質疑があり、執行部から道路上の瑕疵は安全に否定できない。相手方からの1,600万円の請求に対し、1回目の和解案は550万円であったが、市のスタンスとしては認めることはできないとして和解に応じていない。2回目の和解案では、市の主張がある程度認められ、また260万円の損害賠償額は保険会社、弁護士とも納得できる額としたことから、市としても和解に応じることは妥当と判断したとの答弁がありました。 次に、源泉所得税徴収漏れ分の納税経費に関し、委員から納付加算税と延滞税について質疑があり、執行部から不納付加算税は、いわゆる手続ミスによる罰則金に当たる。延滞税は納付期限を過ぎた未納分に対し、納付された日までの期間に応じて課税されるものとの答弁がありました。 更に委員から国の手続に対する異議申し立て等について質疑があり、執行部から源泉所得税の徴収義務者は市であり、その義務に違反していることから異議の申し立てはしなかったとの答弁がありました。 更に委員から所管課について質疑があり、執行部から源泉所得税に関する事務の指導管理は総務課となるが、支出を行った課は10課となっているとの答弁がありました。 次に、戸籍住民基本台帳費に関し、委員からマイナンバーカード等への旧姓併記について質疑があり、執行部から女性が婚姻により名字を変えると、仕事上のこれまでのキャリアがリセットされるなど、不都合・不便を感じている女性が5割近いという内閣府の調査が根拠になっている。働く女性の一人ひとりが自らの希望に応じて活躍できる社会づくりのために、基本的にはマイナンバーカード、住民票等に旧姓を表記させるというものであるとの答弁がありました。 更に委員から運用開始の時期について質疑があり、執行部から詳細は明らかになっていないが、基本的には平成30年度以降の施行日と同時に対応できるよう平成29年度中にシステム改修をスタートするとの答弁がありました。 次に、保健衛生費の未熟児療育医療給付事業に関し、委員から医療給付額の1,540万円の算出根拠について質疑があり、執行部から通常は医療費のうち、加入する健康保険が約8割を負担し、残りの2割は未熟児養育医療が負担する。生活保護世帯においては、医療扶助があるが、他法優先が原則となっており母子保健法に基づく養育医療の給付が優先される。医療費全額を養育医療が負担することになるが、過去に同様の給付実績がなく医療費の見込み額が算出困難なため、過去の低出生体重児の集中治療での医療費等を参考として、今年度に支払う5カ月分の医療費を見込んだものであるとの答弁がありました。 更に委員から今後の予算措置について質疑があり、執行部から今回と同様の案件は過去に実績がなく、予測が困難なため、平成29年度当初予算実績に基づいて検討し対応するとの答弁がありました。 次に、林業費の鳥獣害に強い集落づくり事業に関し、委員から補助金の算出根拠について質疑があり、執行部から資材費として190万4,000円、嵩上げに係る設置費として105万円となっているとの答弁がありました。 更に委員から事業実施場所の選定理由について質疑があり、執行部から国の中山間総合整備事業において、油谷伊上から三隅の滝坂まで一体的に鹿の防護柵を設置してきているが、三隅の兎渡谷地区については、過去に他の国庫補助事業を活用しイノシシの柵を設置しているため中山間総合整備事業では整備ができず防護柵が低いままであった。昨今鹿の進入が目立ち始め、地元から防護柵の嵩上げの要望があり、県補助金で対応できることとなったため、兎渡谷地区の防護柵を嵩上げすることになったとの答弁がありました。 更に委員から鳥獣被害に対する今後の対応について質疑があり、執行部から鳥獣被害防災対策については、捕獲、防止、管理の3点を中心にして施策を講じていくことが基本と考えているとの答弁がありました。 次に債務負担行為補正の中学校大会・行事等に係るバス借り上げ料に関し、委員から今後のバス借り上げに関する予算対応について質疑があり、執行部からバスの確保が困難になっており、4月中旬には中体連の大会もある。早目にバスを確保する必要があるため、来年度以降も債務負担行為を設定したいとの答弁がありました。 更に委員から借り上げ台数の早期把握について質疑があり、執行部から現在は学校に対してなるべく早く人数の報告をお願いし、必要台数については、極力早く業者に知らせているが、今後も同様に努めていきたいとの答弁がありました。 その他の費目については、特に御報告申し上げるべきことはございません。以上で予算決算常任委員会の報告を終わります。 ○議長(武田新二君) 以上で、予算決算常任委員長の報告は終わりました。 お諮りします。予算決算常任委員長の報告に対する質疑は省略したいと思います。御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御異議なしと認めます。よって、委員長の報告に対する質疑を省略致します。〔予算決算常任委員長 林 哲也君降壇〕 ○議長(武田新二君) 次に、総務民生常任委員長吉津弘之議員。〔総務民生常任委員長 吉津弘之君登壇〕 ◎総務民生常任委員長(吉津弘之君) 総務民生常任委員長の吉津でございます。 それでは、総務民生常任委員会に付託されました議案について、会議規則第37条の規定に基づき、その審査の経過と結果を総務民生常任委員会を代表して御報告申し上げます。 議案第2号「平成29年度長門市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)」、議案第5号「長門市部課設置条例の一部を改正する条例」、議案第6号「長門市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例」、議案第7号「長門市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第10号「長門市地域福祉センター指定管理者の指定について」、議案第11号「長門市児童デイ・ケアセンター指定管理者の指定について」、議案第12号「俵山幼児園の指定管理者の指定について」、議案第16号「公設自動車置場指定管理者の指定について」、議案第18号「長門市過疎地域自立促進計画の変更について」、議案第20号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎建築工事)」、議案第21号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎機械設備工事)」議案第22号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎電気設備工事)」以上、12議案については、全て賛成全員で可決すべきものと決定しました。 議案第9号「和解及び損害賠償の額を定めることについて」は、賛成多数で可決すべきものと決定しました。 それでは、審査の状況について主なものを御報告申し上げます。 議案第9号「和解及び損害賠償の額を定めることについて」の審査におきましては、委員から訴訟提起までに時間がかかった理由について質疑があり、執行部から事故発生は平成24年11月28日だが、原告は症状固定の診断を平成26年3月25日に受けている。その後弁護士に相談され、治療関係費の資料請求や、傷害慰謝料、後遺障害慰謝料等の算定が行われた。平成26年11月21日付で相手の弁護士から損害賠償請求文書の送付があり、損害賠償金が1,600万円以上、市の過失割合が100%と到底和解できる内容でなかったことから、市は同年12月12日付で和解解決困難との文書等を相手の弁護士に送付している。それを受けて原告側が訴訟提起の準備を行ったと考えているとの答弁がありました。 また、委員から顧問弁護士以外の弁護士の意見を聞く、セカンドオピニオンを検討してみてはどうかとの質疑があり、執行部から個人であれば可能だが、各市がそれぞれ顧問弁護士と顧問契約をしている中で、他の弁護士に個別の案件の相談をするのは異例と捉えている。市としては顧問弁護士を信頼しており、今のところ導入は考えていないとの答弁がありました。 討論では、委員から日本の裁判制度の中で、上級審の判断を仰ぐということが、選択肢の一つとして残されている。いま一度、上級審の判断を仰ぐことを求めるとの反対意見がありました。 議案第20号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎建築工事)」の審査におきましては、委員から入札における加算点10点のうち、4点を地域貢献度に配分した狙いについて質疑があり、執行部から地域貢献度の配分を県内の標準よりも高く設定することで、地域経済への波及効果がより大きくなると考えているとの答弁がありました。 また、委員から落札した業者が、下請として市内業者を活用できなかった場合はどのような措置をとるのかとの質疑があり、執行部から落札者の決定に当たっては、業者の提案した市内企業の下請活用計画や市内の資材優先使用計画をもとに採点した経緯があり、それらの内容を担保することを厳格に求めている。もし、これを請負業者が守れなかった場合は再評価を行い、当初の点数より下がった場合は、違約金を請求することとしているとの答弁がありました。 なお、議案第20号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎建築工事)」、議案第21号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎機械設備工事)」及び議案第22号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎電気設備工事)」に対しまして、工事施工に当たっては、市内経済の活性化を第一に捉え、可能な限り、市内業者が下請工事に参加できるよう、請負業者に対し強く要望されたいとの附帯決議案の動議が委員から提出され、賛成全員で可決されました。 なお、そのほかの議案については、特に御報告申し上げるべきことはございません。以上で総務民生常任委員会の報告を終わります。 ○議長(武田新二君) これより委員長報告に対する質疑を行います。御質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御質疑もないので、総務民生常任委員長に対する質疑を終わります。〔総務民生常任委員長 吉津弘之君降壇〕 ○議長(武田新二君) 次に、文教産業常任委員長南野信郎議員。〔文教産業常任委員長 南野信郎君登壇〕 ◎文教産業常任委員長(南野信郎君) 皆さん、おはようございます。文教産業常任委員長の南野でございます。それでは、文教産業常任委員会に付託された議案について、会議規則第37条の規定に基づき、その審査の経過と結果について、文教産業常任委員会を代表して御報告申し上げます。 議案第3号「長門市津黄龍宮の潮吹交流施設条例」、議案第4号「長門市空家等対策の推進に関する条例」、議案第13号「長門市水産多目的集会所指定管理者の指定について」、議案第14号「青海島高山オートキャンプ場指定管理者の指定について」、議案第15号「伊上海浜公園オートキャンプ場指定管理者の指定について」、議案第17号「長門市俵山公民館の指定管理者の指定について」、以上6議案については、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決定致しました。 それでは、審査の状況について御報告申し上げます。 議案第3号「長門市津黄龍宮の潮吹交流施設条例」について、委員からバス及び二輪車等を想定している自動精算機外の駐車場の17時以降の管理方法について質疑があり、執行部から原則9時から17時が供用時間となっているが、夏場や冬場での季節の状況によって供用時間は必要に応じて変更できるとの答弁がありました。 議案第4号「長門市空家等対策の推進に関する条例」について、委員から条例の改正内容について質疑があり、執行部から旧条例では、空家等の修繕、除去といった管理の適正化が主であったが、改正後は、空家等や除去した空家等に関する跡地の利活用まで踏み込んだ空家対策計画を策定し、実施するものとなっている。また、これまでの条例では勧告措置命令に法的な拘束力がなかったが、空家対策特別措置法第14条で、特定空家等の所有者に対する必要な措置及び処分について定められ、空家対策、特定空家等に対する措置に実効性が確保されることになるとの答弁がありました。 次に委員から今回の改正により、以前からの管理不全の空家等の解体・撤去等対策について、具体的にどのような改善が見込まれるのかとの質疑があり、執行部より現在は指導や勧告及び命令に従わなくても罰則等もないため、そのまま空家が放置される事例や、敷地に住宅があることで、固定資産税が最大で6分の1に減額される等の特例措置により、そのまま空家を解体・撤去せず、放置される事例もあったが、今後は、協議会を設置し、勧告・命令といった措置を行うことにより、固定資産税等の特例措置から除外され、更に措置命令を受けると50万円以下の過料が発生することもあるため、管理不全の空家の解体・撤去が現状より進んでいくのではないかとの答弁がありました。 次に、議案第17号「長門市俵山公民館の指定管理者の指定について」、委員からこれまでの指定管理者を再度指定することとした経緯について質疑があり、執行部より俵山公民館の指定管理については、俵山地区発展促進協議会から継続して管理をしたい旨の申請書の提出があり、担当課がこの申請書に基づき、これまでの実績等について検証を行った結果、地域住民で構成される俵山地区発展促進協議会に委託することが適当と考え、指定管理者選定委員会に諮り、指定することとしたとの答弁がありました。 なお、そのほかの議案につきましては、特に御報告申し上げるべきことはございません。以上で文教産業常任委員会の報告を終わります。 ○議長(武田新二君) これより委員長報告に対する質疑を行います。御質疑はありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御質疑もないので、文教産業常任委員長に対する質疑を終わります。〔文教産業常任委員長 南野信郎君降壇〕
    ○議長(武田新二君) 以上で各常任委員長の報告は終わりました。 これより、順次、討論及び評決を行います。 議案第1号「平成29年度長門市一般会計補正予算(第5号)」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。 議案第2号「平成29年度長門市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。 議案第3号「長門市津黄龍宮の潮吹交流施設条例」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。 議案第4号「長門市空家等対策の推進に関する条例」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。 議案第5号「長門市部課設置条例の一部を改正する条例」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。 議案第6号「長門市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立多数です。よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。 議案第7号「長門市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。 議案第9号「和解及び損害賠償の額を定めることについて」討論を行います。まず、通告者から行います。林哲也議員。〔16番 林 哲也君登壇〕 ◎16番(林哲也君) 皆さんおはようございます。日本共産党の林哲也でございます。 それでは、発言通告に従ってただ今議題となっております議案第9号「和解及び損害賠償の額を定めることについて」賛成の立場で討論を行います。 先程、9号議案を審査した総務民生委員会の委員長報告にもありましたように、本議案への反対意見が出されておりますので、賛成の意見を述べることにより、市民への説明責任を果たし、採決に臨みたいと考えております。 9号議案は、平成24年11月に発生した市道脇水路への転落事故に係る損害賠償請求事件について、早期解決を図るため、裁判所が提示した和解案を受け入れ、損害賠償の額として260万円を定めたものであります。 議案の概要は、原告が平成24年11月28日午後6時ごろ、東深川の市道田屋線を歩行中に、対向車を避けようとして道路脇の水路に足をおとし、これによって傷害を負ったとして、国家賠償法第2条第1項に基づき、市に対して約1,600万円の損害賠償を求め、平成27年11月6日付で訴訟提起をしたものであります。 国家賠償法第2条第1項は、道路、河川その他の公の営造物の設置又は管理に瑕疵があったために、他人に損害を生じたときは、国又は公共団体は、これを賠償する責に任ずるとあります。 議案第1号「平成29年度長門市一般会計補正予算(第5号)」には、9号議案を予算的に裏づける和解に係る経費が計上されております。歳入には、道路賠償責任保険金として435万5,000円が計上され、歳出では、和解に伴う訴訟経費として390万5,000円が計上されております。訴訟経費は、平成27年度及び28年度にも支出されており、着手金や日当、旅費等合わせて87万8,122円となっております。これに今回の補正予算に計上された訴訟経費を加えると478万3,122円となり、全額保険適用となる損害賠償金260万円を含む歳入の道路賠償責任保険金435万5,000円との差し引き42万8,122円が実質的に市の負担となります。 平成28年2月12日から平成29年9月11日にかけて、14回の裁判期日において、市長証拠提出が行われ、主に過失、逸失利益及び後遺障害の程度を争点に争われております。 平成29年1月30日、裁判所から損害賠償額を550万円とする1回目の和解あっせん案の提示があったものの、市はこの和解あっせ案を受け入れず、その後、本人尋問などの訴訟活動が行われ、それらを踏まえて9月25日に、裁判所から損害賠償の額を260万円とする2回目の和解あっせん案が提出されております。 この問題は、予算決算委員会及び総務民生委員会で活発な議論が行われておりますが、問題の核心は、2回目の和解案に応じた市の姿勢及び損害賠償額の妥当性についてであります。 執行部の説明によれば、本件は、道路施設及びその管理の瑕疵を否定することはできず、完全勝訴の見込みがない事案である。また、原告の請求額が当初約1,600万円であったが、裁判の中で、後遺障害や逸失利益の損害について大幅な減額が認められた。更には、裁判所は、道路の設置又は管理についての瑕疵を前提に損害賠償の額を550万円とする和解あっせん案を示したが、市はこれを拒否し、その後、原告への尋問を含めた証拠調べが行われた結果、市の主張を大幅に認め、260万円の和解あっせん案が示されたと述べております。 また、和解あっせん案に示された損害賠償額の260万円は、裁判所は、損害額合計に対する過失相殺後残額に本件訴訟にあらわれた諸事情を総合的に考慮し提案された額と説明しております。 今回の議案の調査に当たっては、私自身、裁判等における法務についての私見を有していないため、弁護士など専門的な立場の人にも協力を仰いでおります。 私は、判決になった場合でも、和解より有利な判決になる可能性があるのか、あるとすれば、和解しなくてもいいのではないか、またそれとは反対に、判決になった場合、不利な判決になる可能性があるのか、それを考えると不満であっても和解を受け入れたほうがよいのか、こういった基本的な疑問点を正しております。 それに対して、市の置かれている状況を踏まえ、和解に応じなかった場合、和解案に沿った判決になる可能性が高く、ベストではないにしても、和解案に応じたことはベターな選択と言えるのではないか。また、損害賠償額についても、当初の請求額から大幅に引き下がっていることを考えれば、かなりの部分で市の主張が認められており、妥当な金額ではないかとの意見も頂いております。 更に判決を不服とし、仮に控訴した場合でも、市にとって裁判費用等のリスクのほうが大きくなるのではないかとの助言も受けております。 議案の賛否を判断にするに当たり、予算決算委員会及び総務民生委員会の議論、弁護士等の専門的な立場の人からの意見を参考にした上で、事案の早期解決を図るため、和解に応じた市の姿勢は適切であり、損害賠償の額も妥当であるとの結論に至りました。そのことを申し上げまして、議案第9号に対する討論と致します。〔16番 林 哲也君降壇〕 ○議長(武田新二君) ほかに御意見はありませんか。三輪議員。〔14番 三輪 徹君登壇〕 ◎14番(三輪徹君) おはようございます。本議案に反対の立場から意見を述べさせて頂きます。 本訴訟の重要な事故原因であります対向車に対しての目撃証言もなく、原告側の一方的な主張であり、また、このことにつきまして、被告側の市は、裁判でも、事故原因について争わなかった。裁判の争点が補償金の金額になってしまったこと、その事故原因について、市が裁判で争わなかったことにつきまして、大変私は不満を持っております。であるならば、上級審でいま一度判断を仰ぐということが選択肢の一つとして残されておりますので、私は上級審の判断をいま一度仰ぐことを市に求めるため、本議案に反対を致します。〔14番 三輪 徹君降壇〕 ○議長(武田新二君) ほかに御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) ほかに御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立多数です。よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。 議案第10号「長門市地域福祉センター指定管理者の指定について」討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。 議案第11号「長門市児童デイ・ケアセンター指定管理者の指定について」討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。 議案第12号「俵山幼児園の指定管理者の指定について」討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。 議案第13号「長門市水産多目的集会所指定管理者の指定について」討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。 議案第14号「青海島高山オートキャンプ場指定管理者の指定について」討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。 議案第15号「伊上海浜公園オートキャンプ場指定管理者の指定について」討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。 議案第16号「公設自動車置場指定管理者の指定について」討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。 議案第17号「長門市俵山公民館の指定管理者の指定について」討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。 議案第18号「長門市過疎地域自立促進計画の変更について」討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。 議案第20号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎建築工事)」について討論を行います。まず、通告者から行います。林哲也議員。〔16番 林 哲也君登壇〕 ◎16番(林哲也君) 皆さんお疲さまです。日本共産党の林哲也でございます。 それでは、発言通告に従って、ただ今議題となっております議案第20号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎建築工事)」について反対の立場で討論を行います。また、関連する議案第21号及び議案第22号も同様の趣旨であることを申し上げておきます。 長門市の建設業は、大事な産業として、地域経済と社会生活を支えておりますが、長引く不況のもとで厳しい経営環境にあります。公共事業には、経済対策としての側面と社会資本の整備という2つの側面がありますが、市は、地域経済の活性化、雇用の確保や地元業者の育成等の観点に立って、地元で施工委託、購入可能なものは、地元業者優先で発注し受注機会の確保を図っております。 契約という形態では、基本的に競争性と利潤性の市場原理が適用されるため、法律的には地方自治法という公法の中に私法が機能していることになります。 この矛盾的な性格を持っていることから、官金私消と言われる非社会的・営利主義的な現象が起こり、地方自治体での入札をめぐる談合や特定業者との癒着、それを通じての業者と自治体関係者との間で行われる贈収賄などが生まれてくる度合いはここにあると言っても過言ではありません。 本議案の本庁舎建設工事に係る入札については、品質の確保及び市内経済の活性化の観点から、価格競争に加え、企業の技術力や地域、社会貢献など総合的に評価する特別簡易型総合方式によって入札が執行されております。 施工業者は、入札において株式会社熊谷組中四国支店が21億4,920万円で落札候補者となり、入札後、市内の共同企業体構成員登録リストから事業者を選定し、安藤建設株式会社と特定建設工事共同企業体を組成しております。 これまでの条件つき一般競争入札の場合は、企業の施工実績や担当技術者の保有する資格などの要件をあらかじめ設定し、資格要件を満たす企業を対象に、価格競争により落札者が決定していました。 これに対して総合評価方式の場合、同様に参加資格要件は設定されているものの、企業の施工実績については、同種工事の施工件数を評価し、また、配置予定技術者についても資格の保有年数、同種工事の施工実績の件数が評価され、よりよい企業、技術者を選定することで品質を確保するというものであります。 そして、地域社会貢献に対する評価においては、市内企業の活用計画として、市内企業の下請活用計画を評価し、本議案の建築工事では、市内資材の優先使用計画も評価の対象とされております。この市内企業の活用計画については、契約後に、請負者に対して評価内容の担保を厳格に求め、履行できないときは再評価して評価値の差額に応じた違約金の支払いを求めることとされております。評価値は10点満点とされ、標準点が100点を達したものに技術評価点とし、この技術評価点を入札金額で除して得られる数値を評価値とし、評価値の最も高いものが選定されるとしています。 平成29年度から平成31年度の債務負担行為で実施される今回の長門市本庁舎建設工事の場合、本議案の建築工事では、市内企業の下請活用は、契約額の15%から20%未満とされ、市内資材の優先使用は10%から15%未満とされております。下限の15%及び10%それぞれで試算し、これに市内のJVの出資率30%を合算した場合、11億8,206万円となり、契約額21億4,920万円のうち、市内貢献度は55%を占めることになります。これは、入札に係る市の方針である品質及び各競争性を担保した上で、市内業者に発注することを基本にしている一つの証明になっております。この点では、議会においても、平成26年9月に長門市庁舎改築調査特別委員会を設置し、本庁舎建築等に係る基本構想の策定に関する調査研究が行われております。その調査研究報告書には4点が記されておりますが、その中で、地元企業が参加しやすく、また、地元の意見が反映される方法を検討することや、地元の素材、技術を十分に活用することが記されており、今回の入札においては、こうした議会の意見が反映されたものと理解しており、入札契約制度に関して一定の改善、前進面が見られることは評価をしております。 本庁舎建築工事の総事業費は46億8,000万円となっておりますが、本議案関連する21号及び22号議案の3工事は、設計金額ベースで、総事業費の7割を占めております。 私は、平成28年度の当初予算案を審査した予算決算委員会において、本庁舎建設事業は、基本設計及び実施設計を見送り、事業費の縮小及び事業の延期も含めて見直すことを含め、予算の組み替え動議を提出しております。更に、29年度の当初予算に対する反対意見の中で、次のように述べております。平成28年度の長門市中期財政見通しによれば、今後5年間の財政見通しについて、歳入面では一般財源の伸びが見込めない一方、歳出面では、少子高齢化社会の進展による扶助費や介護、後期高齢者医療各会計繰り出し金の増、仙崎地区での道の駅整備や市役所本庁舎建てかえなどの投資的経費の増が見込まれており、今後もそうした状況を見据えて財政運営を行う必要があるとしており、また、地方債残高の推移については、平成27年度以降は、財源不足対策として発行する臨時財政対策債の増加や大型建設事業の財源を市債で調達することなどから増加する見通しとなっていると紹介をしております。 そして、合併特例債の期限が切れるまでの駆け込み需要は抑制すべきであり、真に必要な事業を精査し、それ以外の事業は、事業費の縮小及び事業の延期も含めて見直しをかけるのでは当然である。また、公共施設等総合管理計画にあるように、新規建設を抑制し、維持・更新事業に公共事業政策を転換することはまさに待ったなしであり、大切なのは、住民にとって必要な事業は何か、つまり、あったらいいなではなく本当になくてはならないものなのか、何を優先すべきかをしっかり見きわめることが重要であるとも述べております。 これらの点を指摘をした上で、庁舎建設等、それをより具体化した平成29年度予算は、これまでの政治的な立場から認めるわけにはいかないと述べて、当初予算案には反対しております。 この趣旨は、シンプルに表現すれば、庁舎建設はいずれ必要になるが、大型公共投資が連続して行われている中で、将来の財政状況を勘案すれば、事業の延期も視野に入れる人の問題提起であります。本議案関連する21号及び22号議案は、それを現実的に実施する内容であり、これを容認することはできません。 なお、先程本議案、関連する21号、22号議案を審査した総務民生委員会の委員長報告の中で、可能な限り市内業者が下請工事に参加できるよう請負業者に対して強く要望されたいとの附帯決議案が提出され可決された旨の報告がありましたが、仮にこの本会議において、附帯決議案の動議が提出された場合、今言った理由から庁舎建設を前提にした附帯決議案には賛同できないことを改めて申し上げて討論と致します。〔16番 林 哲也君降壇〕 ○議長(武田新二君) ほかに御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) ほかに御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立多数です。よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。 議案第21号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎機械設備工事)」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立多数です。よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。 議案第22号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎電気設備工事)」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立多数です。よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。(「議長、動議」と呼ぶ者あり)吉津議員。 ◎7番(吉津弘之君) 議案第20号、21号及び22号に対しまして、附帯決議案を提出したいと思いますので、暫時休憩をお願いします。 ○議長(武田新二君) ただ今吉津議員から、休憩されたいとの動議が提出されました。この動議は、1人以上の賛成者がありますので成立します。 お諮りします。休憩することに御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 異議なしと認めます。ここで暫時休憩を致します。10時40分から会議を再開します。午前10時27分休憩………………………………………………………………………………午前10時40分開議 ○議長(武田新二君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 お諮りします。ただ今吉津議員から、議案第20号から議案第22号に対する附帯決議案が提出されました。この附帯決議案は、7人の賛成者があり議案提出の要件を満たしております。 附帯決議案第1号「議案第20号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎建築工事)」、議案第21号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎機械設備工事)」及び議案第22号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎電気設備工事)」に対する附帯決議」を日程に追加し、直ちに議題としたいと思います。これに御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) よって、附帯決議案第1号は、日程に追加し議題とすることに決定しました。 この際、暫時休憩します。議員の皆さんは自席で待機願います。午前10時41分休憩………………………………………………………………………………午前10時42分開議 ○議長(武田新二君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。────────────・────・────────────追加日程第1.附帯決議案第1号 ○議長(武田新二君) 追加日程第1、附帯決議案第1号「議案第20号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎建築工事)」、議案第21号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎機械設備工事)」及び議案第22号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎電気設備工事)」に対する附帯決議」を議題とします。 提出議案について、提案理由の説明を求めます。吉津弘之議員。〔7番 吉津弘之君登壇〕 ◎7番(吉津弘之君) それでは、附帯決議案第1号「議案第20号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎建築工事)」、議案第21号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎機械設備工事)」及び議案第22号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎電気設備工事)」に対する附帯決議」の提出について提案説明を申し上げます。 本庁舎建設工事は、市の顔となる建物であり、大変重要な工事です。この工事につきまして、市の今までの方針のとおり、市内経済活性化を第一に捉え、市内業者の活用を優先するという市長の方針がぶれてはならないと考えます。下請工事につきましては、可能な限り、市内業者が参加できるよう、市として請負業者に対し強く要望されたいという趣旨で附帯決議を提出するものです。 それでは、附帯決議案を読み上げて提案にかえさせて頂きます。 議案第20号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎建築工事)」、議案第21号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎機械設備工事)」及び議案第22号「工事請負契約の締結について(長門市本庁舎電気設備工事)」に対する附帯決議案 市は、当該工事施工に当たっては、市内経済の活性化を第一に捉え、市内業者でできる工事については、可能な限り市内業者が下請工事に参加できるよう請負業者に強く要望されたい。 以上、議員の皆様におかれましては、御賛同をよろしくお願い致します。〔7番 吉津弘之君降壇〕 ○議長(武田新二君) これより質疑を行います。御質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御質疑もないので質疑を終わります。 お諮りします。本案は、委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御異議なしと認めます。委員会付託を省略することに決定しました。 討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案は原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立多数です。よって、附帯決議案第1号は原案のとおり可決されました。────────────・────・──────────── △日程第4.意見書案第1号 ○議長(武田新二君) 日程第4、意見書案第1号「道路整備予算の総額確保と「道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」に基づく補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書」を議題とします。 本案について、提出者の説明を求めます。南野信郎議員。〔9番 南野信郎君登壇〕 ◎9番(南野信郎君) 文教産業常任委員長の南野でございます。それでは、意見書案第1号「道路整備予算の総額確保と「道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」に基づく補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書」の提出について、提案説明を述べさせて頂きます。 道路は、国民生活や活力ある産業、経済、社会活動を支える最も重要で基礎的な社会資本であり、安心安全で活力ある地域づくりを進めるためには、その充実が必要不可欠であります。 こうした状況の中、住民生活の安心安全の確保や地域経済の活性化に必要不可欠な道路整備等を着実に進められるよう、道路整備予算を確保することが必要であり、特に道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の規定による補助率の嵩上げ措置が平成29年度で終了し、平成30年度から補助率が低減され、地方の財政負担が増加することになれば、地方創生の実現はもとより、地方自治体運営にも多大な影響が生じることになります。よって、国におかれては、地方における道路整備の実情とその必要性を理解され、道路整備のための必要な措置を講じられるよう強く要望し、意見書を提出するものであります。議員各位の御賛同をよろしくお願い致します。〔9番 南野信郎君降壇〕 ○議長(武田新二君) これより質疑を行います。御質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御質疑もないので質疑を終わります。 お諮りします。本案は、委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御異議なしと認めます。委員会付託を省略することに決定しました。 討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので討論を終わります。 採決します。本案は原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、意見書案第1号は原案のとおり可決されました。 お諮りします。ただ今議決されました意見書案第1号について、字句その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御異議なしと認めます。よって、字句その他の整理は、議長に委任することに決定しました。────────────・────・──────────── ○議長(武田新二君) 以上で、本定例会に付された事件の議事は全て終了致しました。 これをもって、平成29年の本会議を無事終了することができました。ここに厚く御礼申し上げますとともに、深く感謝の意を表する次第であります。今後とも、執行部ともに市政運営について、一層の研鑽を重ね、市民の負託に応えるべく努力を傾注してまいらなければならないと思います。本年も残りわずかとなりました。これから寒さもますます厳しくなります。関係者各位の皆様におかれましては、健康保持に十分御留意され、輝かしい新春を迎えられますよう御祈念申し上げまして、平成29年12月長門市議会定例会を閉会致します。どなた様もお疲れさまでした。午前10時51分閉会──────────────────────────────   会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     平成29年12月22日                議  長  武田 新二                署名議員  江原 達也                署名議員  中平 裕二...